今がピークかもしれないから。
父が応援してくれている。
昔から自由にやらせてくれる人だったけど、
今回は恐らく、夢を応援する気持ち以外にも嬉しい部分があるんだと思う。
実際、珍しいタイプだ。
典型的な職人一家で育ったからコミュニケーションに難はあるが、
極めて論理的に、リスクヘッジをしている(ように見える)し、困窮を表に出さず、大黒柱を務めあげている。
最近は、変化を感じる。
大事な人を、ここ何年かで失っているからか。
前は、すこし近寄りがたく、本音を言えない相手だった。
権力をもっていて、主張が一方的で、暴君であった。
変化は、いい方向に転がっている。
ぼくが無理をしなくても、素直に話していれば居心地のいい雰囲気が生まれる。
それは、ぼく自身が自立したことも影響しているだろう。
自立したうえで、対話ができている。未来を見ている。
両親がじぶんのことを頭ごなしに否定することもなく、尊重してくれている。
恵まれていると思う。形は違うが、両親は子育てにおいてベストを尽くしてくれている。
生活の基盤を支える父と、幸せに生きるための人格形成を手伝ってくれる母。
母と父の溝は深刻で、恐らくいつかは違う道を歩いたほうがいいとさえ思う。
そのほうが簡単だと、思う。
だけど、もしできるなら、共存できる人間を目指してほしい。
そう、今がピークかもしれない。
失敗したら、崩壊が近づいてしまう。それが怖い。
ぼくは、ムードメイカーではない。作ることはできない。
あくまで、調整役。もともとの雰囲気が、温和である必要がある。
不甲斐ないが、ぼくはムードに負けちゃいけないな。
勝てないけど、抗うことに意味はある。そういう風にやってきた。
さて、なにが起きてもいいように、後悔しないように頑張ろうよ。